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山田 順子(やまだ ゆきこ)、1901年6月25日 - 1961年8月27日)は、作家。徳田秋聲、竹久夢二などの愛人としても知られる。 本名ユキ。秋田県由利郡本荘町(現由利本荘市)に廻船問屋の長女として生まれ、秋田県立秋田高等女学校(現秋田県立秋田北高等学校)を卒業し、20歳で弁護士増川才吉と結婚し小樽に住むが、文学志望が強く、1924年(大正13年)自作『水は流るる』を携えて上京し徳田秋聲に師事、夫が破産し離婚、三児を夫が引き取る。翌年足立欽一の尽力で『水は流るる』が上梓されるが足立の愛人となり、また同書の装幀をした竹久夢二とも恋仲になり同棲するが四ヶ月で別れ、1926年秋聲の妻が死んだため秋聲の愛人となりジャーナリズムに「尊敬が恋に」と書きたてられ、秋聲は「元の枝へ」などの「順子もの」と呼ばれる30編近い短編を濫作。だがその後、藤間静枝(後の藤蔭静樹)と恋愛関係にあった文学者の勝本清一郎と恋に落ち、1927年(昭和2年)秋聲との正式結婚の直前に勝本の許へ奔るが、勝本とは一年で別れる。 秋聲は1935年(昭和10年)「順子もの」を集大成した『仮装人物』を完成し、掉尾を飾る私小説の代表作となった。順子はその後も細々と文筆活動を続け、1954年(昭和29年)『女弟子』を刊行するが、これには2ヴァージョンあり、片方にのみ秋聲への恨みの念が描かれていた。『座談会明治文学史』で勝本は、秋聲から順子を押し付けられたと語っている。 文学作品について語られる事は少なく、スキャンダルを以てしてかくのごとく、文学史上に名を残した女性である。 == 著書 == *流るるままに 聚芳閣 (1925) 1999年 ゆまに書房より復刊 *苦悩を招くもの 上方屋書店 (1934) *神の火を盗んだ女 紫書房 (1937) *慾望と愛情の書 紫書房 (1939) *愛と受苦 紫書房 (1940) *私たちの観音さま ゆき書房 (1950) *女弟子 ゆき書房 (1954) *女弟子 わが肉体と心情の遍歴 あまとりあ社 (1955) *十七才の傾斜 その性の記録と行動から 久保書店 (1961) *『山田順子作品集 下萌ゆる草・オレンジエート』 龜鳴屋 (2012) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山田順子 (作家)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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